タカラレーベン、千葉県野田市に初の物流施設完工

拠点・施設タカラレーベンは3月31日、「野田市中里物流施設」（千葉県野田市）の建築工事が完了したと発表した。タカラレーベンが手がける初の物流施設は、主要セグメントの一角に位置付ける「流動化事業」の注力プロジェクト。これまでの都市部におけるレジデンスやオフィス中心の事業展開に加えて、物流領域という「新機軸」を打ち出し資産ポートフォリオの最適化に取り組む事業戦略を象徴する案件となる。

▲野田市中里物流施設外観（出所：タカラレーベン）

野田市中里物流施設は国道16号に面しており、常磐自動車道や東北自動車道の経由による首都圏各地や東北地方をはじめとする東日本の広域アクセス性の高さが特徴だ。

▲荷物用エレベーター・垂直搬送機（出所：タカラレーベン）

機能面では、荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2基を設置して垂直方向の搬送能力を高め、迅速なオペレーションを支える。汎用性に優れたフロア構成で入居企業の業務運営に合わせた仕様としたほか、非常用発電機も備えることでBCP（事業継続計画）対策も施している。

タカラレーベンが掲げる「環境に配慮した物件開発」の方針に即して、脱炭素社会の実現に向け、屋上には太陽光発電システムを設置。施設内で活用するエネルギーに充てることが可能だ。