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FedEx、アジア6か国への小口輸送の時間短縮

2022年4月12日 (火)

(イメージ)

サービス・商品米航空貨物大手フェデックス・エクスプレスは12日、アジア太平洋地域の小口貨物輸送について、6か国・地域向けの輸送日数を従来の「2日から4日」から「1日から3日」へと短縮すると発表した。同じ行き先の複数の貨物を合わせて一元管理することで、効率化する。顧客側に追加料金はかからない。

輸送時間を短縮するのは、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾向けの多数小口貨物だ。複数の荷物を一元管理することで 通関手続きが迅速にできる。発送元から届け先までのプロセス全体も管理できるようにし、荷物の損失やダメージ、遅延の可能性を軽減する。顧客が荷物ごとに輸送状況を追跡することも可能になるという。

国際航空運送協会(IATA)によると、アジア太平洋地域の航空貨物需要は、1月時点で前年比4.9%伸びており、世界平均 (前年比2.7%)の1.8倍に相当する。同社もこの地域は重要地域を重視しており、同社のサリル・チャリ上級副社長は 「世界的なパンデミックの中で、信頼性やサプライチェーンの回復は、全ての企業にとって最重要事項。われわれはより効率的な国際輸送を提供する取り組みを続けていく」とコメントしている。