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川崎系の合弁会社、洋上風力作業船事業で認証

2022年4月26日 (火)

▲証書授与の様子(出所:川崎汽船)

認証・表彰川崎汽船と川崎近海汽船の合弁会社で、川崎グループの洋上風力発電にかかる作業船事業を担うケイライン・ウインド・サービス(KWS、東京都千代田区)は25日、日本海事協会(ClassNK)による第三者認証、イノベーション・エンドースメント(IE)でプロバイダー認証クラスCを取得したと発表した。革新的な技術や取り組みを行う組織に対しての認証制度において、イノベーションを行ううえで組織の方針や体制が確立されている、と評価されたもの。

2050年のカーボンニュートラル達成に向けて洋上風力発電のニーズが高まったことが契機となり、KWSは2021年6月、川崎グループ2社の洋上風力発電関連の作業船の開発、建設、操業などを支援することを目的に営業を開始した。以来、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業に採択された「浮体式洋上風力発電の量産化及び低コスト化プロジェクト」の取り組みなどを通じて、日本の海に適した作業手法や作業船のデザインを追求してきた。

ClassNKは、KWSの洋上風力発電事業における方針や計画、組織化を中心に専門家による審査を実施。KWSが「イノベーションを行うための組織の方針や体制が確立されている」というクラスCの要求事項の基準を満たしていると判断し、認証交付に至った。

KWSは今後も、「洋上風力の分野でSDGsを追求しながら競争力のあるビジネスの確立に向け取り組んでいく」としている。