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運輸・倉庫業の景況感、4か月ぶり改善

2018年8月3日 (金)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が3日発表した7月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から2.6ポイント改善し50.3となった。4か月ぶりに改善した。

調査によると、豪雨災害による被災地の物流網寸断や軽油価格の上昇などがマイナス要因となったものの、猛暑を受けて夏物商材などの荷動きが活発化したことが寄与し、貨物自動車運送が大きく改善、3か月ぶりに50台を回復した。

輸出・輸入貨物の増加基調が寄与した港湾運送、建材需要の拡大を受けた沿海貨物海運、夏の行楽シーズン到来やインバウンド需要に加え猛暑も追い風となった。

先行きについての景況感は、「労働不足による人件費高騰」(普通倉庫)、「輸送部門、倉庫部門の貨物量が少ない」(一般貨物自動車運送)と不透明感を示す声があったが、「継続的、安定的な受注が増えている」(こん包)、「6か月後以降であれは、燃料高騰が一巡し増益傾向になると予想している」(一般貨物自動車運送)、「建設需要をはじめ、民需はまだまだ好調と思われる」(一般貨物自動車運送)と期待感を示す声もあった。