AIS、船員向け労働時間管理システムを今夏に提供

ロジスティクス海運業向け管理システム開発のエイ・アイ・エス（AIS、東京都千代田区）は25日、船員向け労働時間管理システム「TRANS-Crew」の提供を今夏にも始めると発表した。

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ことし4月1日に施行された船員法改正により、船舶所有者は船員の労働時間の状況を把握し労務管理記録簿に記載することが求められている。エイ・アイ・エスはTRANS-Crewの提供により、労働時間の可視化や労務管理記録簿の入力、労働時間集計などの業務の効率化を図すことで、船員の流送環境の改善や健康管理を支援する。

エイ・アイ・エスは、開発の海運業向け総合基幹業務システム「TRANS-Series」を提供してきた。長年にわたり海運業特有のニーズに応えてきた高度なノウハウと、様々な導入ユーザーの声を結集させてきた。

一方で、エイ・アイ・エスの第2の柱をなす事業であるクラウド型勤怠管理システム「ちゃっかり勤太くん」の開発を通して、労働時間管理に対する専門技術や知識を獲得してきた。個社ニーズに応えるカスタマイズ力を強みに、様々な利用シーンに合わせた打刻方法を提供できるのが特徴だ。

今回提供する予定のTRANS-Crewは、TRANS-Seriesとちゃっかり勤太くんの開発で培ったノウハウを組み合わせることで生まれる効果を反映することで、船員の「働き方改革」を支援する。