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フォロフライが平ボディの商用EV、冷凍冷蔵対応も

2022年6月10日 (金)

荷主EV(電気自動車)メーカーの「フォロフライ」(京都市左京区)は、自社の商用EVシリーズの2車種目として、平ボディタイプのトラックを追加する方針を明らかにした。カスタマイズして冷凍・冷蔵車にすることが可能で、ラストワンマイルの食品輸送などでのEVの活用拡大を図る。

平ボディタイプの車名は「EV F1 TRUCK」。9日にLOGISTICS TODAYが開いたオンラインセミナー「物流テックスタートアップカンファレンス2022」で同社の小間裕康CEO(最高経営責任者)が明らかにした。

▲セミナー内で小間裕康CEOはEV F1 TRUCKを公開

同社は現在、バン型の「EV VAN F1」を販売中。日本で開発設計し、中国で製造している。普通自動車免許で運転でき、最安で380万円(税抜)という手頃な価格で好評を得ている。

平ボディタイプは、顧客のニーズを受けて市場に投入する。最大積載量は950キロ。平ボディ用途のほか、ディーゼルトラックと同様に荷室部分が利用業種に合わせてカスタマイズできる。同社はコンパクトな車体によるラストワンマイル配送を主な用途と考えており、6.72立方メートルの冷凍・冷蔵庫を搭載することも想定している。バン型と同様、普通自動車免許で運転可能なほか、ブレーキシステムやエアバッグの装備など日本基準に準じた安全性を備えている。

同社はEV F1 TRUCKSを6月22日から3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれる「第3回関西物流展」で展示する予定だ。