ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NX系、書類電子化で売上減の産廃業界を電子化

2022年6月10日 (金)

サービス・商品NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)のグループ会社で情報資産管理事業などを展開するワンビシアーカイブズ(東京都港区)は、自社の電子契約サービス「WAN-Sign」(ワン・サイン)を、産業廃棄物処理業界で使われている基幹システム「環境将軍R」と連携させた。書類の電子化とペーパーレス化によって売り上げが減っている産廃業界を、電子化・ペーパーレス化によるコスト削減で支援する。

(イメージ)

環境将軍Rは、産業廃棄物処理や資源循環・リサイクル業界向けの基幹システムで、JEMS(茨城県つくば市)が開発・販売している。これまでの約30年で1100社以上の企業が導入している。一方、ワン・サインは電子印鑑や電子署名を基盤にして紙の契約書の電子化や、紙の書面と電子書類の一元管理などが行える。

ワンビシは6月7日に環境将軍Rと連携するオプションを発売。ワン・サインのようなシステムの登場で企業内のペーパーレス化や電子化が進んだ結果、紙類を中心に産業廃棄物が減少した。これは結果的に廃棄物処理業界の売り上げを減らしている。ワンビシはこの業界がこれまで以上にコスト削減に迫られており、加えて委託契約書が交わされることが多いことに着目。電子契約サービスの導入メリットが大きいと判断した。

今回の連携により、契約書作成から電子契約の締結、管理まで「環境将軍R」上で行うことができる。契約書の管理だけでなく、受け入れる廃棄物が委託基準に沿っているかのチェック業務も自動化できる。紙と電子のどちらで締結した契約書であっても、データの一元管理ができる。