ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

丸和運輸機関がM・Kロジを子会社に、EC物流強化

2022年6月27日 (月)

(イメージ)

M&A丸和運輸機関は27日、M・Kロジ(福岡県宇美町)の発行済株式を取得し完全子会社化することを決めたと発表した。丸和運輸機関は27日付でM・Kロジと株式譲渡契約を締結。ことし7月29日付でM・Kロジの発行済株式200株を全て取得する。

丸和運輸機関は2022年度から3か年の中期経営計画で、持続的な成長を実現するための事業領域であるEC(電子商取引)や低温食品、医薬・医療物流における取扱増への対応とともに、事業拡大に資する人材の確保と育成、さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)化による省人化・省力化や生産性向上を重点事項と位置付けている。

さらなる事業拡大に向けて、限られた経営資源の適正な配分と成長事業への集中投資、低収益事業の再生・再編による経営の効率化を図るとともに、ESG経営にも積極的に取り組むことにより、経済的価値の最大化と社会的価値の創出の両立を目指している。

丸和運輸機関は、今回の計画で「成長市場の物流需要増大に適合したコア事業の拡大と開拓」を中期重点施策に掲げ、成長が著しいEC市場における既存・新規顧客への高品質・高効率なサプライチェーン一貫物流プロセスを構築することにより、顧客ニーズに対応するとともにさらなる事業の拡大を図っている。

M・Kロジは、D2C(消費者直接取引)事業者向けの3PLサービスの提供を展開。「高品質な設備により発揮される高い生産性」「現場を支える人財」「高い成長ポテンシャルを秘めるD2C事業者向けの3PLノウハウ」を有していることから、丸和運輸機関は高い相乗効果を発揮できると判断。グループにおけるEC物流事業の機能強化を図るとともに、両社の企業価値をさらに高める契機にもなると踏まえて、今回の子会社化を決めた。