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凸版、スタートアップ支援で6回目の事業案公募

2022年7月5日 (火)

(イメージ)

公募・入札凸版印刷は、スタートアップ企業を中心に、優れた事業アイデアを公募する「co-necto(コネクト)」の募集を今年も4日から開始した。凸版印刷の経営資源と融合させ、新事業を共同で実現していくもの。スピーディーで適確な新規事業の創出を目指す。今回から募集テーマとなる社会課題を「小売・流通DX(デジタルトランスフォーメーション)」など11種類に分け、より具体的なアイデアの応募を可能にしたという。

同社の発表によると、この取り組みは、公募型オープンイノベーションプログラムとして2017年から実施しており、今回の「co-necto 2022」で6回目。スタートアップ企業を支援するとともに、凸版とパートナー企業を含めた3社で新たなサービスや製品、ソリューション(解決策)の開発を目指す。パートナー企業は各業種の大手企業24社の中から選ばれる。

これまでに、「地方創生専用モール型ライブコマースプラットフォームによる食品の販売」や「重量の自動計測による在庫数量のリアルタイム可視化システムの開発」「AI(人工知能)を活用した食事指導」などの事業化に向けた実証実験を行ってきた。

ことしの公募では、11の社会課題をテーマに事業アイデアを募集し、2次選考を通過した企業の事業アイデアの実証実験を行う。パートナー企業と凸版印刷は実験の場所やアセット、費用の一部(1社平均約200万円)を提供する。結果を検証し、共同事業化を検討する。

7月22日にオンラインでの説明会、8月19日にエントリー締め切りを予定。最終結果の決定は11月以降となる。

11の社会課題は、カーボンニュートラル▽行政DX▽小売・流通DX▽メタバース▽金融DX▽業務効率化▽次世代ソリューション▽スマート農畜水産業▽次世代ヘルスケア▽次世代エネルギー▽ものづくり。