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関西空港、医薬品輸送機能強化へ14社が国際認証

2022年7月7日 (木)

▲CEIVファーマ認証ロゴ(出所:関西エアポート)

認証・表彰関西空港と大阪空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は7日、関西空港を利用する物流企業とともに、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品の航空輸送品質認証「CEIVファーマ」を積極的に取得する企業間の枠組み「KIXファーマコミュニティー」で、日本通運(東京都千代田区)や佐川急便(京都市南区)など新たに8社が認証を取得し、「アジア最大のCEIVファーマ認証コミュニティーになった」と発表した。

この取り組みは、同認証の取得を通じて関西空港の「安全な医薬品輸送」機能を高める狙いで2017年8月に立ち上がった企業間の枠組みで、19年6月に国内空港で初めて6社とともに空港コミュニティーとしての認証を取得。

今回、新たに8社の取得企業が加わることで、合わせて14社が認証を取得したことで、枠組みそのものがアジア最大の認証コミュニティーになった。関西空港としてもアジア最大の「IATA CEIVファーマパートナー空港」であることを訴求していく。

新たに認証を取得したのは、伊藤忠ロジスティクス(東京都港区)佐川急便、サンキュウエアロジスティクス(同中央区)、ジャスフォワーディングジャパン(同港区)、日通、日立物流バンテックフォワーディング(同中央区)、平野ロジスティクス(神戸市西区)、三井倉庫エクスプレス(東京都港区)――の8社。

取得済みのCKTS(関西エアポートグループ、泉佐野市)、日航関西エアカーゴ・システム(大阪府泉南市)、阪急阪神エクスプレス、ボロレ・ロジスティクス・ジャパン(東京都大田区)、三菱倉庫、郵船ロジスティクス(東京都品川区)と合わせ、今後は関西空港を利用する航空貨物輸送事業者14社が「安全な医薬品輸送」をアピールすることになる。

CEIVファーマ認証は、医薬品の航空輸送分野を対象としたグローバルな統一基準で、世界各国のGDP(医療・医薬品の物流品質基準)を包括的に網羅した内容となっている。