裾野市の運送業に事業停止命令、過積載下命･容認

行政・団体中部運輸局は20日、「過積載運行を容認していた」などとして、静岡県裾野市の運送会社「関東重機運送」に対し、7日間の事業停止と延べ120日間の車両使用停止を命じた。

公安委員会から同社が過積載運行を下命・容認していたとの通知を受け、監査を実施。この結果「届出を行わず、営業所別配置車両数を変更していた」「疾病、疲労などのおそれのある乗務をさせていた」「自動車検査証記載の最大積載量を超えた積載運行を行っていた」「過積載運行を容認していた」「点呼を実施していなかった」など、12項目もの関連法令違反が発覚。

行政処分としては許可取消処分に次いで重い事業停止処分を受けることになった。今回の処分に伴い、同社は違反点数12点が付与されたが、過去に受けた行政処分の違反点数と合わせた累積違反点数は、26点に達している。