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京セラ系、千葉市幕張新都心でロボ移動販売を実証

2022年7月27日 (水)

▲公道を走行する無人自動走行ロボット(出所:KCCS)

調査・データ京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市伏見区)は27日、温冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットが商品を運びながら公園やマンションなどを周回して移動販売を行うサービスの実証実験を、千葉市美浜区の幕張新都心地区で開始したと発表した。KCCSによると、公道を走行する無人自動走行ロボットを活用した移動販売の実証実験は国内初の取り組みという。

KCCSは、無人自動走行ロボットを活用して必要なモノやサービスを届けることで子どもから高齢者まで誰もが安心で快適に住み続けられる街づくりの支援を目指して、無人自動走行ロボットの多様な用途での活用可能性調査や技術検証を進めている。

2021年8月から9月にかけて北海道石狩市で、ことし3月には幕張新都心地区で無人自動走行ロボットを活用した配送サービスの実証実験を実施した。今回、走行実績のある幕張新都心地区でロボットによる移動販売サービスの実証実験を行うこととした。

今回の実証実験は、冷蔵機能を備えた無人自動走行ロボットを用いて夏の暑い時期に冷たいドリンクやゼリーなどを公園やマンション、高齢者向け住宅などで販売。先進的なモビリティサービスの活用を目指して、「幕張新都心モビリティコンソーシアム」を運営する千葉市の支援を受けて実施する。

▲実証実験のイメージ(出所:KCCS)

KCCSは、今後も自治体や協力事業者と連携して各地域のニーズや課題に即したサービスの実証を継続するとともに、無人自動走行ロボットの社会実装に向けた活動に取り組む。