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セイノーHDの1Q、営業強化で最終利益9.4%増

2022年8月10日 (水)

財務・人事セイノーホールディングス(HD)が10日発表した2022年4―6月期連結決算(2023年3月期第1四半期決算)は、売上高が前年同期比2.7%増の1525億2900万円、本業のもうけである営業利益が4.4%増の72億6400万円、経常利益が10.1%増の87億2700万円、最終利益が9.4%増の54億4800万円と、増収増益となった。

発表によると、主力の輸送事業では、中核会社の西濃運輸を中心に、営業体制を強化し、高騰する燃料費などの運賃転嫁を進めた。顧客企業に貨物の量やサイズに見合った最適な輸送モードを提案、顧客カルテシステムも活用して新規荷主の獲得や既存荷主の出荷継続につなげ、取扱貨物量を確保した。近年新設したロジ・トランス施設の活用や保管スペースの拡大に努め、特積みからロジスティクスへの転換も推し進めた。その結果、輸送事業は5.1%の増収、営業利益は3.7%増えた。

同社は23年3月期通期の業績について、従来予想を据え置いた。売上高は6203億円、営業利益は314億3000万円、経常利益は344億3000万円、最終利益は217億円とした。