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手書き日本語OK、高精度読み取りソリューション

2022年9月2日 (金)

▲携帯端末で撮影するだけで商品情報をデータ化する(出所:フューチャーアーキテクト)

サービス・商品フューチャーアーキテクト(東京都品川区)は1日、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、AR(拡張現実)を活用し、スマートフォンなどの小型端末で手書きの日本語やバーコードから商品情報を読み取るEdge AI(エッジAI)ソリューションを本年10月から提供開始すると発表した。

提供するソリューションは「エッジAI-OCR」と「AI検品ソリューション」で、いずれも端末のカメラで撮影したデータを、その端末に搭載した学習済みAIが解析する。そのため、クラウド上での通信負荷を軽減し、現場の端末の増減にも柔軟に対応できる。カメラで撮影した画像は屋外や暗所を問わず最適化するため高い精度で読み取ることができる。

エッジAI-OCRは、書類や伝票などの紙類をスマホやハンディーターミナルなどの端末で撮影するだけで、その場で即時にデータ化できるもの。紙類を持ち帰ってスキャニングしたり、データ入力したりする手間が省け、用紙を丸ごと撮影しておけば、エッジAI技術により漢字、平仮名、片仮名、英数字などに加え、手書きの日本語でも高精度に読み取れる。

▲AI検品ソリューションの固定タイプのイメージ

AI検品ソリューションは通常のバーコードによる検品に加え、賞味期限、型番、製造番号などの商品情報をまとめて読み取れる。来年1月には、スマートフォンを固定して利用する固定タイプも提供予定で、これは指定位置にあるパレットを自動で物体検知して積み付け個数も読み取るため、入荷予定を管理するWMS(倉庫管理システム)と連携させれば検品作業が自動化できる。