ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三和建設、森塗装工業を傘下に改修工事事業を強化

2022年9月6日 (火)

M&A三和建設(大阪市淀川区)は5日、関東圏を基盤に塗装工事を手掛ける森塗装工業(東京都中野区)の全株式を8月18日付で取得したと発表した。三和建設は森塗装工業を完全子会社とすることにより、事業の存続と成長に向けた事業基盤を強化するとともに、建物の長期利用を推進する改修工事事業をさらに推進していく契機とする。

(イメージ)

1964年に創業し、塗装工事をメインに防水工事やシーリング工事などを手掛け、特に改修工事に強みを持つ森塗装工業は、事業承継に課題を抱えていた。三和建設は主力の総合建設業が堅調に推移しているものの、人口減少による市場規模の縮小や競争激化を想定した新築建設事業の基盤強化を喫緊の課題と位置付け、対応技術とサービスの向上による競争力強化に向けた方策を模索していた。

森塗装工業では三和建設出身の取締役が1人就任。2023年4月には社長に就く予定だ。三和建設は森塗装工業の特化した技術や品質、各種情報を承継するとともに、塗装を通じて建物自体の長期利用を推進する改修工事部門の強化を図る。

三和建設は、森塗装工業の事業を継承することにより相乗効果の創出を推進。さらなる競争力強化と付加価値向上の実現によるグループ全体の発展と顧客満足の向上に取り組む。