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シーネット、異なるロボ複数制御するWES開発着手

2022年9月14日 (水)

サービス・商品シーネット(千葉市美浜区)は13日、これまで音声システム、AMR(自律走行型搬送ロボット)、画像システムを統合管理していたシステムを倉庫運用管理システム(WES)として拡張することを目指し、開発に着手したことを発表した。国際物流総合展2022で公開している。

▲フォワードエックス製のAMR(出所:シーネット)

WESとして拡張開発することにより、異なるロボットを複数でコントロールできるようにする。拡張対象とする領域は自動倉庫やソーター・ロボットなどのマテハン機器全体で、傘下のシーネットIoTソリューションズでは、すでに取り扱いのあるシリウスジャパンのAMRに加え、フォワードエックスのAMRの販売も開始している。

開発の背景として、同社は「物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の拡大により倉庫内の自動化設備が進化するにつれ、連携や制御などシステム側への要求が高度化している。現状では各種マテハン機器との連携・制御をWMS側が担っており、個別のカスタマイズを重ねることでシステム構築の肥大化・複雑化・かつ高コスト化に悩む企業が増えている」と指摘。

「マテハン側との連携・制御・分析に特化したシステムであるWESが必要になってきている」として、既存の音声・AMR・画像を統合管理しているシステムを利用し、WESを手掛けることにしたという。

▲WESの管理領域イメージ