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買い物弱者支援へ郵便局で食品など販売、ローソン

2022年9月26日 (月)

▲ローソン商品の販売実証を行う知念郵便局(出所:ローソン)

荷主ローソンは26日、関連会社のローソン沖縄を通じて、日本郵便沖縄支社と沖縄県南城市が実施する、郵便局を活用した近隣住民の買い物支援に関わる実証実験に参画すると発表した。郵便局の空きスペースを活用し、生活に身近な食料品や日用品を取りそろえて販売することで買い物困難地域で暮らす住民の買い物環境向上につなげる。10月初旬から1か月間の実験期間中、地域住民のニーズを踏まえて品ぞろえの変更なども検討していく。

発表などによると、沖縄県南部に位置する南城市の知念地区は東側にあり、近隣に食料品を取り扱う商店が少ない地域。実験では、同地区内の知念郵便局で空いている空間に専用棚を設置。那覇市内のローソン店舗から商品を搬入して販売を行う。取り扱うのは菓子や調味料、日用品など常温で販売が可能な100品目。実証実験の期間中、利用者アンケートを実施した結果を参考に、商品の入れ替えも検討する。従業員は配置しないため、商品購入者は設置されている専用の入金箱に現金を入れて支払う。販売時間は9時-17時で、実験期間は10月3日-11月3日。

ローソンは2022年7月から、新潟県魚沼市にある郵便局倉庫で、対面販売を実施しない「移動販売専用店舗」として商品在庫の保管や移動販売車両の拠点とする取り組みを実施するなど、さまざまな地域課題の解消を推進している。

ローソン、新潟・南魚沼で郵便局を移動販売拠点に