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ローソン、新潟・南魚沼で郵便局を移動販売拠点に

2022年6月27日 (月)

▲移動販売の様子(出所:ローソン)

国内ローソンは24日、「買い物弱者」対策として、郵便局の空きスペースを配送拠点とした移動販売サービスを7月に新潟県南魚沼市で始めると発表した。自社のコンビニ店がない地域で、買い物に不便を感じている人々の生活を支援する。

発表によると、7月4日から南魚沼市にある「越後上田郵便局」の倉庫を、対面販売を実施しない「移動販売専用店舗」とし、商品在庫の保管や移動販売車両の拠点として運用する。市内上田地区の計19か所に車両が行き、商品を販売する。ローソンの「移動販売専用店舗」は初めて。

ローソンは買物困難地域での移動販売を2013年に本格的に始め、現在は35都道府県の約100店舗で展開している。これまでは既存の店舗で発注した商品を移動販売車両に積み込み、周辺の地域で移動販売をしていた。拠点となる店舗がある地域でしかできなかったが、郵便局を活用することで、周辺に店舗がない地域でも可能にした。

▲配送拠点となる越後上田郵便局

南魚沼市での移動販売は、月曜日から金曜日までの、おおむね午前10時から午後4時までの時間帯。品目数は約300種類で、地元スーパーと連携した野菜や果物、肉なども販売する。

同社は郵便局の移動販売拠点化について、南魚沼市での取り組み結果を検証した上で、他地域にも広げるかどうかを検討する、としている。