庫内作業可視化など共同研究、NX総研と海洋大

ロジスティクスNX総合研究所（東京都千代田区）と東京海洋大学は5日、NX総研が提供する倉庫内の作業時間をデータ化・分析できるサービス「ろじたん」と、麻生敏正准教授による「作業プローブシステム」を組み合わせ、倉庫内作業計測の自動化と次世代改善事例データベースに関する共同研究を始めたと発表した。

NX総研の技術「ろじたん」はスマートフォンを使用して作業実績を計測し、可視化するもの。これまでは、作業者が行っている作業に該当するボタンを押下する必要があり、計測の手間などに改善の余地があった。今回の共同研究では、作業者の加速度や角度から作業動作の検出が可能な「作業プローブシステム」（特許取得済み）を「ろじたん」に組み込む。作業者が、そのスマートフォンを携帯するだけで作業した詳細な情報が把握できるようになる。

さらに、作業実績計測データを元にした次世代型改善事例データベースの構築にも取り組む。将来的に、蓄積された事例データから、倉庫内業務に関する働き方の改善や生産性向上につながるアドバイスもできるシステム開発を目指す、としている。

（出所：NX総研）

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LOGISTICS TODAY編集部
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