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マースク、スペインから英国へ生鮮品を鉄道輸送

2022年10月6日 (木)

(出所:A.P.モラー・マースク)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)はこのほど、スペインから英国への生鮮食品の鉄道輸送を新たに始めると発表した。トラック輸送がドライバー不足で困難になっていることや、CO2排出を削減することが狙いという。

発表によると、鉄道輸送はスペインのバレンシア駅からロンドン東部のバーキング駅まで、10月末から週3便の定期運行を行う。マースクの子会社が担い手となり、果物や野菜など厳格な温度管理が必要な冷蔵貨物を輸送する。復路は冷蔵貨物以外も輸送する予定だ。

スペインでは、荷主である大手小売業者の間でCO2排出削減ニーズが高い。トラックドライバー不足にも直面し、とくに国境を越えるトラック輸送が困難になっている。さらに、道路の事情で渋滞に遭う機会も多い。こうしたボトルネックを鉄道輸送で克服する。CO2排出量はトラック輸送に比べて90%以上削減できるという。

マースクは今後、鉄道輸送の仕向け地をさらに拡大することを検討している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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