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スズケン系が血友病治療薬を居宅配送、GENie参画

2022年10月18日 (火)

メディカルスズケンは18日、子会社のケンツメディコ(埼玉県本庄市)が、KMバイオロジクス(熊本市北区)製の血友病治療薬「バイクロット配合静注用」の居宅配送サービスを始めた、と発表した。当面は限定した医療機関が対象。

▲医薬品定温輸送ボックス「VIXELL」(出所:スズケン)

血友病治療薬を処方する医療機関に対し、パナソニックの医薬品定温輸送ボックス「VIXELL」(ビクセル)を活用した薬剤の厳格な温度管理を実現。さらに、セイノーホールディングス子会社のGENie(ジーニー、東京都中央区)が、医薬品輸配送専門の教育を受けた配送ドライバーによる医療機関への集荷から患者宅までの配送を行うことで、安全安心な居宅配送サービスを可能にした。

発表によると、血友病治療薬はこれまで、製剤品質を維持するため、遮光とともに10度以下で凍結を避けて管理する必要があった。処方する医師は来院が困難な患者への処方をはじめ、保冷ボックスなどを活用した患者の薬剤管理の煩雑さや温度逸脱による製剤品質の影響などの懸念があったという。新サービス開始により、こうした課題解消に寄与していく。

発表によると、バイオ医薬品や再生医療等製品などのスペシャリティ医薬品を巡っては、品質管理の高度化や多様化をはじめ、GDP(医薬品の適正流通基準)ガイドラインへの対応など、医薬品流通でもさまざまな温度帯への対応やトレーサビリティーが求められているという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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