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スズケンが医薬品追跡で特許、セコム・パナと協業

2019年5月7日 (火)

メディカル医薬品卸のスズケンは7日、医薬品トレーサビリティシステムに関連する3件の特許を取得したと発表した。

取得したのは、(1)輸送・保管時の温度情報を自動的に蓄積して再販売の可否を判断する「医薬品在庫管理システム」と医薬品在庫管理方法(2)地域・グループ間で必要な医薬品の在庫調整、移動判断を行う「医薬品在庫管理システム」とその在庫管理方法(3)医薬品保管庫の故障を事前に検知する「予兆監視システム」――の3件。

いずれも流通在庫のリスクや非効率な流通の解消を目指す仕組みで、IoTやRFIDを活用して医薬品個々のトレーサビリティを行う「キュービックス」関連のシステム。

特許の取得に合わせ、同社はセコムと6月から医薬品の温度・在庫管理、持ち出し監視、蓄電池による停電時バックアップ、セコムのセキュリティシステムを用いた24時間365日停電時駆けつけ・通報サービス――で協業するほか、長時間の温度保持が可能な「スペシャリティ医薬品専用保冷ボックス」をパナソニックと共同開発したことも明らかにしている。

▲スペシャリティ医薬品専用保冷ボックス