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独マンが大型EVトラックを公開、メガワット充電

2022年10月21日 (金)

▲MAN eTruck(出所:MAN)

国際独トラックメーカー大手のMAN(マン)は、ドイツでこのほど開かれた商用車ショー「IAA Transportation 2022」(IAAトランスポーテーション2022)で、2024年に発売予定の大型電気自動車(EV)トラック「MAN eTruck」(マン・eトラック)を初公開した。運送業界やメディア関係者向けの試乗会も行い、優れた性能をPRしている。

マンの発表によると、eトラックは将来の普及が見込まれるメガワット充電規格に対応し、長距離の重量輸送が可能だ。1日当たりの航続距離は600~800キロ。将来的には1000キロの長距離輸送も視野に入れる。今のディーゼルトラックが担っている輸送サービスを全てカバーできると同社はみている。CO2の削減効果は、年間12万キロの走行を想定し、ディーゼルトラック比で1台当たり年間最大100トンと試算している。

ミュンヘンの本社工場では、ディーゼルとEVの両方のトラックを1つのラインで製造できるようにした。試作車をすでに20台生産した。従業員の訓練も進み、23年末までに全ての熟練工がEVトラック生産のための資格を取得する予定という。

マンは25年からニュルンベルクの工場でバッテリーの自社生産も予定している。メガワット充電技術とインフラの開発・構築、顧客企業へのコンサルティングも計画している。

同社はバッテリー式電気自動車こそが、運用コストの低さとエネルギー利用効率の高さから、内燃機関トラックや燃料電池トラックを抑えて、脱炭素時代の最適な選択肢になると強調している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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