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船員の健康確保へ初のオンライン診療、服薬指導

2022年10月24日 (月)

▲内航船上でのオンライン服薬指導の様子(出所:日本調剤)

メディカル日本調剤は24日、情報セキュリティコンサルティングのゼクト(東京都千代田区)、東京都教職員互助会三楽病院(同)と連携し、八重川海運(徳島県阿南市)の内航船員を対象に、船上でのオンラインによる診療から服薬指導までの一気通貫の取り組みを7日に実施したと発表した。発表によると、こうした事例は日本で初めて。

ことし4月に船舶所有者に労務管理責任者の選任などが義務付けられる「改正船員法」が施行され、2023年4月には船員の健康確保に向けた新たな制度が導入されるなか、船員に対する治療の質や迅速化を向上させ、慢性疾患を抱える船員の健康確保をサポートする体制整備に寄与していく。

陸地から離れた船舶という特殊環境下で長期間勤務する船員の平均疾病発生率は0.81%(陸上労働者は0.41%)。実施した仕組みは、ゼクトが開発したオンライン診療システム「ゼクト・メディカル・オンライン」を活用して、船員は内航船内でオンライン診療を受ける。オンラインで処方箋が日本調剤の御茶ノ水橋口薬局に送信され、寄港前日までに北海道苫小牧市内へ処方薬が届き、寄港時に受け取るという流れ。

オンライン診療と服薬指導の実施フロー

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LOGISTICS TODAY編集部
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