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オンライン診療・服薬指導と連動

日本調剤、離島へのドローン医薬品輸送に参画

2020年10月29日 (木)

メディカル日本調剤(東京都千代田区)は29日、JA愛知厚生連知多厚生病院のオンライン診療、オンライン服薬指導に連動した「ドローンによる離島への医薬品輸送」に参画すると発表した。

このドローン輸送は、愛知県が2019年度から行っている「無人飛行ロボット社会実装推進事業」の一環として計画されたもので、「名鉄グループドローン共同事業体」が実施主体。

日本調剤は19年に知多厚生病院と連携し、離島での遠隔服薬指導の実証実験を重ね、非対面方式による一気通貫のオンライン診療・オンライン服薬指導の体制を構築してきた経緯から、今回の飛行実験では同病院が篠島(南知多町)で取り組むオンライン診療・服薬指導事業で課題となっている患者への医薬品配送に参画。

▲運用イメージ

ドローンによる医薬品輸送時の温度管理、配送スピード、運用コストを検証し、離島でのオンライン診療・服薬指導から医薬品配送までを一気通貫して非対面式で行う流れを確かめる。

具体的には、美浜町河和港から南知多町篠島北部(ゴルフ場跡地)の全長14キロの洋上を飛行ルートに設定し、LTE通信を使用した飛行レベル3(無人地域での補助者なし目視外飛行)で医薬品を輸送。ヘリコプターとドローンの運航管理システムを連携し、互いの位置情報を監視できるシステムにより飛行ルートの空域管理を検証する。また医師、薬局薬剤師によるオンライン診療・服薬指導を想定したデモンストレーション、医薬品配送後の着荷確認を通じた非対面による一連の流れを実証する。