東芝デジタルソリューションズ、WESの提供開始

サービス・商品東芝デジタルソリューションズ（DS、川崎市幸区）は22日、人的作業を管理するWMS（倉庫管理システム）と、ロボットやマテリアルハンドリング機器などの機械を制御するWCS（倉庫制御システム）との機能を統合し、倉庫作業を最適化するクラウドシステム「LADOCsuite/WES」の提供を開始した、と発表した。

荷物の小口化や多品種化が進行したことで輸配送現場の効率化が求められるようになり、荷物の入出庫や在庫管理などの人的作業を管理するWMSや、荷降ろしやピッキング作業などを行う機械を制御するWCSの活用が増加してきている。しかし、2つのシステムは通常統合されていないため、人と機械の適切な作業配分の自動化はなされず、結局は管理者の経験とその場の判断に依存している現状がある。

東芝DSが新しく開発したWES（倉庫運用管理システム）は、WMSやWCSと連携することで倉庫運用を統合的に管理。WMSに蓄積された人の作業データとWCSに蓄積された機械データを用いた分析やシミュレーションに基づいて最適化を行う。作業データと進ちょく状況、負荷状況とを照らし合わせ、完了時間から逆算して人と機械の適切な作業配分を割り出す。

同社はWESについて、まずWMSとの連携機能の提供を開始し、今冬以降にWCSとの連携機能の提供を予定するとしている。

▲LADOCsuite/WESの領域イメージ（出所：東芝デジタルソリューションズ）

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LOGISTICS TODAY編集部
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