認証・表彰川崎汽船は28日、伊藤忠商事など4社と共同で、アンモニア燃料船の基本設計承認(AiP)を日本海事協会から取得したと発表した。
それによると、他の3社は、日本シップヤード(NSY、東京都千代田区)、三井E&Sマシナリー、NSユナイテッド海運。承認された燃料船は、載貨重量20万トン級の大型ばら積み船で、設計はNSYが行った。
このアンモニア燃料船の計画は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に採択されたプロジェクトの一環。
現時点では、アンモニアを舶用燃料として利用するための国際規則が存在していない。このため、同船については、既存船舶と同等の安全性を担保していることを立証する必要があった。このほどアンモニアを燃料として使う際の安全性リスクアセスメントを行い、同船の基本設計は「既存の燃料で航行する船舶と同等の安全性を担保することが可能」と評価された。
川崎汽船などは今後、承認を得た基本設計をベースに本船開発を進め、2026年をめどに完成させ、社会実装を目指す考え。

▲AiP授与式の様子(出所:川崎汽船)
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