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ウェザーニューズ、気候変動の影響額算出サービス

2022年12月6日 (火)

サービス・商品気象サービスのウェザーニューズは6日、気候変動リスク分析サービス「Climate Impact」(クライメート・インパクト)を改良し、気候変動が事業に与える影響金額を算出した「財務影響額」の項目を追加したと発表した。物流拠点などごとに財務影響額を算出する。

それによると、財務影響額は、企業の気候変動に関する情報開示の品質向上を目的にしたもので、クライメート・インパクトで分析した物理的リスクから算出する。大雨・洪水・地震・高潮による浸水など、さまざまな物理的リスクに対応しており、企業の施設、物流拠点、工場など拠点ごとに算出する。分析・算出結果は、開示情報に掲載しステークホルダーへの説明に利用するほか、投資の費用対効果の把握や、設備投資の際のエビデンスとして利用することができる。

既に一部企業では、統合報告書や非財務情報として開示情報に掲載するなど利用が進んでいるという。

加えて同社はクライメート・インパクトで海外拠点の分析も可能にしている。また、洪水・大雨・強風・気温・水ストレス・干ばつなど10種類以上の異なるリスクを抱える地点でも、100拠点以上を同時に分析することが可能という。



▲定量的な気候リスク分析から、多拠点の財務影響額を一度に算出する(クリックで拡大、出所:ウェザーニューズ)

今後、同社は気候変動のリスクに対する適応策として、気象情報や土砂災害・浸水リスクなどの情報を一元的に確認できるウェブシステムの提供も開始する予定としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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