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アパレルヤマト運輸とアダストリアは19日、持続可能なサプライチェーン（SC）実現に向け、ロジスティクスパートナーシップ協定を締結した。在庫、輸送、発注、販売の各情報を可視化してSC全体を最適化。需要に応じた生産と物流の体制構築や持続可能なオペレーション改革、温室効果ガス（GHG）削減に取り組み、衣服の生産から廃棄に至るまで人や社会に配慮する「サステナブルファッション」を推進する。
発表によると、アダストリアのファッション産業に対するSCの知見と、ヤマト運輸が持つ国内外の物流インフラとロジスティクスに関するノウハウを活用。他のファッション企業などとも協力しながら、適時適量の在庫管理や共同配送の仕組みづくりなどを検討する。
今回の取り組みでは、原材料の調達から商品生産、オムニチャネルでの販売まで、国内外に広がるアダストリアのSCにおける物流のあり方、在庫の持ち方を見直すことで、GHG排出量を削減。経営効果のあるロジスティクスを構築し、2023年中に一定の成果を上げることを目指すとしている。
▲サステナブルファッションのイメージ（出所：ヤマト運輸）
ファッション産業のSCは商品企画段階からデザイン、原材料の調達、商品の生産、販売に至るまでのサイクルが長い。さらに、複数の国や縫製工場に生産を委託するため関係者が多く、複雑化している。SC全体の可視化と効率化、物流と在庫の最適化、GHG削減といった課題が浮上している。
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