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トラック×ドローン物流を実証、セイノーHDなど

2023年1月17日 (火)

▲エアロネクスト製の物流専用ドローン「AirTruck」(出所:西濃運輸)

ロジスティクスセイノーホールディングス(HD)、次世代ドローン研究開発を手掛けるエアロネクスト(東京都渋谷区)、日本航空などは17日、三重県でのドローンを活用した物流事業モデル検証のための実証実験を1月13日に実施したと発表した。地域における「買い物難民」の解消や物流効率化に向け、買い物代行と宅配輸送を想定して飛行にかかわる課題を探った。トラックとドローンを組み合わせて荷物を宅配する実証の実施は日本で初めて。

トラックとの連携輸送は、同地域が抱えている荷物輸送量が少ない一方で、輸送の距離と時間が長いという地域課題を解消し効率化につなげる試み。トラックと連携したドローン配送により、荷物到着までの時間が短縮したほか、ドライバーの労働時間や走行距離が短縮。働き方改革や燃料消費の削減といったメリットが期待される。実証は、3キロの宅配荷物を三重西濃運輸上野支店(同伊賀市)から公園までトラックで運び、ドローンに荷物を載せ替えてグラウンドまで輸送した。

また、買い物代行の実証では、モニターの住民が注文したせんべいやチョコレートなど注文された商品をスーパーで購入した後、重さ3キロのお菓子セットとして機体に載せて、隣接する公園からグラウンドまで片道9キロを20分かけて飛行した。機体はエアロネクストの物流専用ドローン「AirTruck」(エアートラック)を使用し、レベル2飛行(無人地帯上空での目視内自律飛行)を行った。到着した菓子類に荷崩れや損傷はなかったという。


▲宅配トラックからドローンに荷物を載せ替え配送する様子

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LOGISTICS TODAY編集部
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