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MSCとマースク、コンテナ船提携2Mを25年に解消

2023年1月25日 (水)

(出所:A.P.Moller-Maersk)

国際欧州海運大手のMSC(スイス)とA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)の2社は25日、コンテナ船を共同運航するアライアンス「2M」について、2025年1月に契約を終了することで互いに合意したと発表した。25日時点の発表には、提携解消に関する理由や原因は言及されていない。

両社は共同声明を発表し「2015年に契約を締結して以来、多くの変化があった。提携を中止することで、独自の戦略を追求する道は開かれる」と説明。10年にわたる提携関係を前向きに捉えた上で「残りの契約期間を通じて、引き続き強固な協力関係を築けることを楽しみにしている」などとするコメントを明らかにした。

今後、2Mを利用する顧客へのサービス提供に関しては「直ちに影響を与えるものではない」として、提携解消以降も各取引先を支援するため、個別に連絡を取り合う考えを示した。

発表などによると、両社は10年間を契約期間とする、コンテナ船の船舶共有契約(VSA)を締結し、15年からサービスを始めた。アジア、欧州、大西洋、太平洋で競争力とコスト効率の高い業務を確保するのが狙いだった。契約終了の通知期間は2年間。

世界的なコンテナ船業界の提携を巡っては、欧州海運大手2社による2Mが結成されて以降、仏CMA CGMや中国COSCOなどが手を組む「オーシャン・アライアンス」、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)などが加わる「ザ・アライアンス」の3大グループが形成されてきた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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