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ゼンリン、auなど物流寸断の地にドローン物資配送

2023年1月27日 (金)

ロジスティクス埼玉県秩父市、ゼンリン、KDDI 、KDDIスマートドローンは26日、エアロネクスト、生活協同組合コープみらい、ちちぶ観光機構、ウエルシア薬局らとともに、同日から土砂崩落の影響が続く秩父市中津川地内で、ブロードバンドサービスStarlink(スターリンク)を活用したモバイル通信を使い、ドローンによる物資の定期配送を開始すると発表した。

▲ドローン定期配送の概要(クリックで拡大、出所:ゼンリン)

取り組みは、2022年9月に土砂崩落が発生し、物流が寸断された秩父市中津川地内の地域住民への冬季期間の生活支援が目的。同年10月に秩父市とゼンリンが締結した「緊急物資輸送に関する連携協定」をもとに、賛同企業6社が加わって実施する。ドローン定期配送の実現により、中津川地内へ食品や日用品、医薬品などを短時間で配送することが可能になる。

現在、ドローンによる物資の配送先となる中津川地内へアクセスするには、一部の緊急車両などの通行のみ許可されている森林管理道金山志賀坂線を通行する必要がある。しかし、冬季は降雪や凍結のため通行が非常に困難という。

また、この地域の地形の特性上、モバイル通信が不安定な環境であるため、スターリンクを活用してauのモバイル通信環境を確保し、ドローンの遠隔自律飛行による物資の配送を行う。食品や日用品など最大5キロの物資をドローンで複数回配送し、中津川地内の住民の冬季期間の暮らしに貢献する。

▲Starlinkを活用したモバイル通信とドローン配送のシステム

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LOGISTICS TODAY編集部
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