
(出所:埼玉県秩父市)
調査・データ埼玉県秩父市は13日、KDDI、KDDIスマートドローン、ローソン、ちちぶ結いまちと協力し、ローソン店舗を活用したドローン配送の実証実験を実施したと発表した。この取り組みは環境省の事業に採択されており、物流業界の人手不足解消およびCO2排出量削減を目的としている。
実証実験では、秩父市内の物流営業所からローソン店舗や道の駅などの中継拠点に荷物を集約し、そこからドローンや移動販売車両を活用して個人宅への配送を行った。ドローンはモバイル通信を用いた遠隔自律飛行で運行され、山間部では衛星ブロードバンド「Starlink」を活用し通信環境を確保した。物流業界では配送トラックのドライバー不足が深刻化しており、ドローンを活用することで省人化を図るとともに、買い物困難者への支援も期待されている。
秩父市では、過去にも災害時の物流確保を目的としたドローン配送の実施実績がある。例えば、2022年度には中津川地区で発生した土砂崩れにより孤立した住民に向け、Starlinkを活用した国内初の定期ドローン配送を実施した。
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