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新燃費カタログ表示、日野プロフィアなど遅延

2023年2月3日 (金)

▲プロフィア(出所:日野自動車)

荷主日野自動車は3日、ことし4月以降に出荷する大型トラック「プロフィア」などについて、新しい燃費試験法(JH25モード)に対応した、カタログへの燃費値表示が間に合わない見込みだと明らかにした。エンジン認証不正問題の影響により、必要な燃費測定や申請業務が遅延しているのが原因。経済産業、国土交通の両省は同日、省エネ法に基づき、同社に対して状況報告と適切な表示切り替えに対応するよう求めた。

JH25モード燃費値の表示切り替えが間に合わない車種のうち、トラック関連はプロフィア、中型トラック「レンジャー」、小型トラック「デュトロ」の3車種。この他はバス4車種となる。トヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給している小型トラック「ダイナ」なども同様に、JH25モードでのカタログ表示が間に合わない。

JH25モードは、現状よりも走行実態に近い燃費値をユーザーに知らせるもので、トラックなど重量車を対象にした新たな試験方法。ことし4月から、この試験方法で算出された燃費値に表示方法が切り替わる。

同社は、JH25モードに対応した燃費表示ができない場合、現行の重量車モード燃費値を表示することをカタログに分かりやすく記載する方針。9月ごろまでをめどに、順次適正な表示に切り替えていく予定としている。

同社は「お客様に誤解のないよう努める。取引先にも混乱のないよう丁寧な対応を徹底する」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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