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SBS決算、EC拡大で売上高など5期連続最高更新

2023年2月10日 (金)

財務・人事SBSホールディングスが10日発表した2022年12月期通期連結決算は、売上高が前年同期比12.9%増の4554億8100万円、営業利益が5.5%増の218億4400万円、純利益が8.7%増の117億3200万円となり増収増益だった。M&Aを軸にした成長戦略を展開するなかで、グループ各社によるシナジーを発揮してサービスラインアップを拡充。EC(電子商取引)関連など国内物流量の増加に伴い物流事業が堅調に推移した。売上高、営業利益、経常利益ともに5期連続で過去最高を更新した。

主力の物流事業は、既存顧客との取引拡大に加えて新規顧客の獲得にも注力。海外を含めて新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた企業間物流が回復し、即日配送事業ではネット通販需要を取り込んだ。一方で、営業利益は傭車費と燃料費用が膨らむなどして減益となった。

また、最終利益が当初予想を上回ったことから、直近の配当予想から1株当たり2円増配して61円とすることも発表した。前年度に比べて6円の増配となる。

2023年12月期の業績予想に関しては、売上高は4570億円(前年同期比0.3%増)、営業利益は228億円(4.4%増)、経常利益は223億円(4.2%増)、純利益は120億円(2.3%増)を見込む。

資源や燃料の価格、為替レートの変動が影響する可能性があるとしつつも、需要が旺盛なネット通販も取り込みを積極的に展開する方針。EC物流で2030年までに売上高1000億円を達成するため、汎用性の高いEC物流システムの開発を進めているとした。

また、物流倉庫でもロボットなどLT(Logistics Technology)の導入を加速させており、昨年末に埼玉県越谷市に開設した先端ロボソリューション検証施設を活用。導入精度を高めるとともに、運用の早期安定化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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