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カネカ、発泡スチロール成形品事業を再編

2012年9月21日 (金)

アパレルカネカ(大阪市北区)は10月1日付で、北海道、東北、中部、西日本地区の発泡スチロール成形品製造子会社を再編する。併せてグループで業態を訴求できるよう、各社の商号に「カネカ」を付加する。

発泡スチレン樹脂の需要は年間24万トン(1991年)をピークに、国内メーカーの海外移転や国内景気の低迷で減少傾向にあり、東日本大震災の影響から回復も遅れていることから、国内需要の伸び悩みに対応するもの。

需要変動に応じた要員の流動化、統合会社間の人材交流を活発化させることで、グループ製造会社全体の共通な品質を確保するとともに、コストダウンを進めて地区別供給体制を再構築し、競争力強化を目指す。

具体的には、北海道地区で北海道カネパールに紋別化成、標津化成、コートーの3社を統合し、社名をカネカ北海道スチロールに、東北では宮城樹脂にツカサを統合し、社名をカネカ東北スチロールに、中部では東洋スチロールにコスモ化成を統合し、社名をカネカ中部スチロールに、西日本ではハネパックに山本ゴムを統合し、社名をカネカ西日本スチロールにそれぞれ変更する。また、関東の北浦樹脂工業はカネカ関東スチロールに社名変更する。

農水産用途の流通容器(野菜函、魚函)の顧客への販売は、これまで通り羽根で行い、東北地区の統合会社「カネカ東北スチロール」は、統合に合わせて土木、建材用途製品の供給体制を構築する。