調査・データ心幸ホールディングスで、禁煙支援サービスを提供する心幸ウェルネス(兵庫県尼崎市)が2日発表した、運送業のドライバー106人を対象にした喫煙に関する実態調査によると、習慣的にタバコを吸うドライバーのうち70%近くが禁煙に前向きな回答をした。気になる「タバコを辞めたい」動機は、購入費の負担増がトップで、自身の健康のためは2位だった。

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調査はインターネット上で昨年末に行われた。それによると、習慣的な喫煙者と非喫煙者の割合は半々で、このうち喫煙者の96.2%(53人)が勤務の休憩中にタバコを吸っていた。1日当たりの喫煙本数は1〜10本が37.7%、11〜20本が34.0%、21〜30本が11.3%だった。41本以上も5.7%いた。
喫煙する理由(複数回答可)を尋ねたところ、リフレッシュのためが60.8%、ストレス解消が58.8%と精神的なものが上位を占め、「習慣になっているため」が45.1%と続いた。「我慢できない」は31.4%、先輩や上司とのコミュニケーションが19.6%といった理由もあった。
一方で、禁煙の希望について「非常にそう思う」が17.0%、「ややそう思う」が52.8%と前向きな意向が計69.8%に達した。理由(同)については「タバコ代がかさむ」が78.4%と最多で、「自身の健康のため」が51.4%と続いた。「家族やパートナーの健康のため」と「喫煙可能な場所が減ってきたため」はともに18.9%だった。
会社が禁煙を促進してくれるプログラムを提供する場合、「非常に参加したい」が21.6%、「やや参加したい」が37.8%と60%近くに上った。一方で、調査のなかでは、喫煙者にとってタバコは「なくなると寂しい」、「なくてはならないもの」といっった切実な声もあったという。
幸心ウェルネスは、過半数以上が禁煙に前向きな反応があったとして「タバコは一人では辞められない。企業が第三者機関による禁煙サポートを導入することで、従業員の健康促進にもつながる」と提案している。
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