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サトー、流通BMSデータ共通化サービスを開始

2012年9月25日 (火)

荷主自動認識システムやシール・ラベル販売を手掛けるサトー(東京都目黒区)は、小売店ベンダーを対象とした流通BMSデータ共通化サービス「リテールコンパス」の提供を今月から開始した。インテック、インターコム、サトーの3社で共同開発した。

リテールコンパスは、小売店ごとに異なる流通BMSのメッセージの使い方やデータ設定、項目の共通化を図り、統一のデータフォーマットで提供する[W:クラウドサービス]。

流通BMSは業界統一のメッセージでありながら、細かなデータ設定は小売店ごとに独自の解釈があり、複数の小売店と取引される卸・メーカーで個別にデータ修正やシステム改修を行うことがコスト負担や運用上の負荷となっていた。

新サービスでは小売店ベンダーの負荷を軽減し、流通BMSの導入と運用を支援するため、共通のソフトウェアインターフェースを採用したほか、複数の小売店・量販店に対応。受注管理から値札・ラベル発行、出荷検品までワンストップで管理できるサービスとした。

要望に応じ、インターコム社製受注業務システムの提供や、値札を発行するASPサービス、サトーが11月に発売する出荷業務サポートサービスとの連携が可能。リテールコンパスの利用料金は、1事業所につき月額2万円、小売業1社ごとに5000円で、今年度末までに200ユーザーへの導入を目指す。