中国電力向け石炭専用船「神楽」が完成、日本郵船

ロジスティクス日本郵船は13日、中国電力向け石炭専用船「神楽」（かぐら）が大島造船所（長崎県）で完成したと発表した。3月9日に命名引渡式が行われ、中国電力の芦谷茂代副社長や日本郵船の長澤仁志社長らが出席した。

▲引渡式の様子（出所：日本郵船）

発表によると、神楽は中国電力との長期輸送契約のもと、カーボンオフセットを利用することで契約全航海の温室効果ガス（GHG）排出分量の国際認証クレジット（CER）を調達することで、GHG排出量を相殺（オフセット）した。船名は中国地方の伝統芸能である「石見神楽」に由来し、人々に長く愛されるよう願いを込めて中国電力が名付けた。

▲石炭専用船「神楽」

■神楽の概要
全長 ：235メートル
全幅 ：43メートル
総トン数 ：5万7646トン
載貨重量トン数 ：9万9990トン
船籍 ：リベリア共和国