アスクルと花王G、プラ製品水平リサイクルで協業

環境・CSRオフィス用品の通信販売を展開するアスクルは14日、花王グループの花王プロフェッショナル・サービス（東京都墨田区）と共同で、事業者の使用済みプラスチック製品の水平リサイクルを促進するため、使用済みプラスチックの排出から回収、水平リサイクルによる再生製品化、販売までのリサイクルの仕組みを構築し、EC（電子商取引）の配送スキームを活用してコストを抑える実証実験を開始したと発表した。水平リサイクルに適したプラスチック製品の回収方法を確認し、品質の優れた再生プラスチックを製造して資源循環を推進させる。

発表によると、アスクルは、BtoBで最大規模のEC顧客基盤と、独自のEC物流という強みを生かし、使用済み製品などの回収・再資源化を促進し、資源の有効活用を推進する。

（クリックで拡大、出所：アスクル）

プラスチック製品の水平リサイクルについては、バージン材による商品製造よりも製造コストを上げないためのスキーム構築が最大の課題であるとされる。これを解決するためには回収運搬コストを抑えることや、汚れや異物の混入を防止することなど複数の条件が要求され、単独の事業者で実現することは難易度が高かった。アスクルと花王は、これらの課題を解決し、資源循環型社会を実現するため、共同して本実証実験を行うことを決定した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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