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国交省、高度物流人材の育成へWS検討結果

2023年4月3日 (月)

行政・団体国土交通省はこのほど「高度物流人材の育成・確保に関するワークショップ」の検討結果をまとめ、公表した。とりまとめでは、物流を「企業の付加価値創造の源泉となる存在」だと位置づけた上で、「高度物流人材」が備えるべき重要な能力として、(1)デジタル化に対応しデータを起点として思考する能力(2)サプライチェーンを全体最適化の視点からマネジメントする能力(3)社会変化に対応し新技術導入や異分野連携を推進できる能力――の3つを挙げた。

物流を起点とした新たな付加価値を創出するための有力な方策として、データを基に経営などの意思決定を行うデータドリブンや物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められると指摘。物流分野ではデジタル化やデータの利活用が遅れている側面もあることから、「勘と経験」に頼った物流から脱却するために「デジタル化に対応しデータを起点として思考する能力」の能力が不可欠であるとした。

高度物流人材の育成・確保に向け、国際的な物流人材の育成・確保のあり方や、教育機関による社会人向け物流教育の可能性、若年層に向けた物流への興味喚起の方策などを列挙。すべての業種で物流人材の重要性に目が向けられ、取り組みが進められることが重要だとして、企業経営層を含めた関係者への物流の価値の発信や、大学・教育機関、企業・団体、行政の連携による物流人材育成の動きをサポートする体制の構築が必要だと唱えた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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