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運輸・倉庫の景気DIは4か月ぶり回復、TDB調べ

2023年4月7日 (金)

(イメージ)

調査・データ帝国データバンクは5日、3月の景気動向調査の結果を発表した。企業経営者の景気判断を示す景気動向DIは全体で前月比1.8ポイント増の43.9となり、4か月ぶりに改善した。業界ごとで見ても、調査対象となる全10業界で改善しており、「運輸・倉庫」でも大きく改善が見られた。

運輸・倉庫の景気DIは昨年12月の41.6からことしに入って急落し、38ポイント台にまで下がったが、3月は前月比3.2ポイント増の41.2と大幅に盛り返した。「年度末の工事の集中、駆け込み発注に加え、引っ越し関連の物流が増えている」(一般貨物自動車運送)との声にあるよう、季節需要が起因してトラック輸送を中心に好調だった。

今後の見通しについて、「2024年問題で物流がひっ迫し、運賃交渉がしやすくなる。ドライバーの待遇も改善でき、採用もしやすくなる」(一般貨物自動車運送)とし、24年問題を契機とした景気回復を期待する声も聞かれた。また、「港湾・車両ともに荷動きが多くなっている」(普通倉庫)ことから、倉庫業も上向いた。

一方で「コロナ禍、原油高、働き方改革で景気は良くない。賃金アップに協力したいが、その原資が確保できない」(一般貨物自動車運送)と、未だ厳しい状況下に置かれる企業の声もあった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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