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JPロジと近物レックスが提携、巨大陸送網を構築

2023年4月13日 (木)

ロジスティクス日本郵政グループのJPロジスティクス(旧トールエクスプレスジャパン、東京都千代田区)と近物レックス(静岡県清水町)は13日、両社の陸上輸送ネットワークの補完と事業成長を目的とした業務提携を締結したと発表した。共に路線事業を主力とし、西日本に強いJPロジと、東日本に強い近物レックスの地域的な強みを掛け合わせ、物流拠点や整備工場の共同利用や共同配送の実施など、陸運における巨大な輸送網を構築する。

▲左から近物レックス 堀内社長、JP ロジスティクス 長谷川社長(出所:JPロジスティクス)

提携では、物流拠点の確保や拠点スペースの有効活用、運送便の効率化を目的に両社の施設を共同利用する。すでに千葉、静岡、愛知県の施設では共同利用を開始しており、今後新たなエリアでも検討していくとしている。また、両社の支店間が近い場合は共同配送を実施し、これまで重複していた配送業務を効率化する。配送エリアを相互に割り振っておき、事前にエリアごとの荷物を受け渡しすることで対応する。互いの整備工場も共有し、両者間で最寄りの整備工場を活用できるようにすることで、整備車両の回送距離を削減する。

▲共同配送運用イメージ(クリックして拡大)

ドライバー不足や燃料価格高騰など物流業界を取り巻く環境が厳しくなるなか、両社が持つリソースを共有することによる課題解決に向けたアプローチが必要だという共通認識から、両社は今回の業務提携を推進。「今後も既存の提携分野の深化に加え、新たな提携分野を開発する」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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