
(出所:エニキャリ)
メディカル全国に398店舗を持つアイセイ薬局(東京都千代田)と自転車とITを活用した配送業を展開するエニキャリ(東京都千代田)は24日、調剤薬局へ行かずとも処方薬を即時に自宅で受け取れるトライアルサービスを開始した、と発表した。
処方薬配送は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い急速に需要が拡大したカテゴリーの一つだが、これまでアイセイ薬局ではスタッフが配送も担っている関係から業務がひっ迫し、対応しづらい状況が続いていた。この状況を打開に導いたのがエニキャリとの提携で、ことし1月にはエニキャリの配達エリアに立地するアイセイ薬局19店舗で自転車による処方薬即時配送サービスを開始。
まずはトライアルの形で安定的なサービス体制を点検し、問題がなければ継続的なサービス展開やエリア拡大を視野に入れる。
エニキャリはこれまでドライバー不足や過疎化・高齢化した地域課題の解決に寄与することを目指し、ラストワンマイル物流に特化した配達サービスを手がけてきた。すでに構築してきた配送ネットワークを活用することで、処方薬配送でも「一定の需要を見込める」と判断。「トライアル期間で安全性や有用性・有効性を検証」(同社)し、システム連携やサービスの充実化など、患者の利便性や薬局の業務効率を高めることで、ビジネスの成長につなげる考え。
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