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自動走行で事故率減少も「人間の介在が重要」

2023年5月1日 (月)

荷主AI(人工知能)開発のデータ領域を手がけるアッペンの日本法人、アッペンジャパン(東京都千代田区)はこのほど、AIを活用した自動走行における課題と現状を調査し、その結果を発表した。

▲イメージ(出所:アッペンジャパン)

調査は、米国・英国・アイルランド・ドイツ内のAI関連の実務担当者504人を対象に行われ、回答者の9割(米国87%、欧州86%)が、加速・減速・停止をシステムの自動制御で行う自動走行によって、障害運転事故を減少させることができると回答した。一方で、自動運転の安全性を担保するには、「人間参加型の機会学習が重要である」との回答が97%を占め、データ整備を100%自動化するのではなく、人間が介在したデータ整備が重要であるとの結論に至った。

さらに同社は「自動車キャビン内での音声によるコントロールやドライバーの疲労や注意力の散漫を動画から判定するなど、車内外でのAIによる判定が自動運転と安全性の向上を支えている」と述べた。

AIによる自動走行の導入が進むEUでは、2022年7月にAI技術を実装した先進安全自動車(ASV)を義務化する安全規則が施行され、38年までに2万5000人の命を救い、14万人の重傷者を回避できると予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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