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BYD、稼働性と安全性高めた大型EVフォーク販売

2023年5月11日 (木)

サービス・商品中国のEV(電気自動車)メーカーBYDの日本法人、ビーワイディージャパン(横浜市神奈川区)は10日、大型EVカウンターバランス式フォークリフトの販売を開始すると発表した。販売されるのは6トン、7トン、8トン積載の3車種。

同社のEVフォークは、高性能で安全性の高い、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、最短5時間での満充電と5時間の連続稼働性能を持つ。さらに、5年間または1万時間のバッテリー保証を設定した。

▲8トン積載EVカウンターバランス式フォークリフトのイメージ(出所:ビーワイディージャパン)

安全性においては、過充電試験・過放電試験・耐火試験・圧壊試験などをクリア。マイナス25度の環境下でも放電率は75%と高いため冷凍・冷蔵倉庫内でも稼働でき、60度の環境下でも使用できる。また、精製水の補水作業や電池清掃などのメンテナンスが不要で、メンテナンスコストや人的リソースの削減に寄与する。

国内の販売されたフォークリフトのうち、EVフォークの占める割合は1990年度の29.2%から2021年度には63.4%と飛躍的に向上した。その一方で、3トン以上の中型・大型フォークにおいてはEV化が進まず、鉛電池を搭載した従来型のEVフォークは満充電で稼働できる時間が短いことなどが課題だった。

BYDは祖業である電池技術をベースにしたモビリティーの電動化を推進し、自社開発のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したフォークリフトを30の国・地域で展開している。日本では15年から販売を開始し、これまでに国内の物流業界や機械・製造業界のほか、食品業界など幅広い業界に500台を納入している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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