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DU、1000台目のバルチラ製電子制御エンジンを受注

2012年10月11日 (木)

産業・一般バルチラ製電子制御エンジンIHIは11日、ディーゼルユナイテッド(DU、東京都千代田区)がIHIマリンユナイテッド(東京都港区)から、JX日鉱日石タンカー向けVLCC用に「バルチラ7RT-flex82T-B」を受注した、と発表した。バルチラ製「RT-flex電子制御エンジン」の世界累計1000台目となる。

バルチラ製「RT-flex電子制御エンジン」は、2001年に世界初号機が就航し、DUも世界的な環境意識の高まりを受け、国内でいち早く製造に取り組んでいる。

受注したバルチラ7RT-flex82T-Bは、省エネ型VLCC向けで、競合他社の同型エンジンに比べてエンジンの外形寸法が小さいにもかかわらず、燃料消費量が優れている。また、RT-flex82Tの就航実績の多さから受注につながったもの。

RT-flex電子制御エンジンは、コモンレール式電子制御燃料噴射システムの採用により、NOxの規制値をクリアした状態で低燃費、スモークレス、スムーズな低回転を実現。

さらに、船の運航条件に合わせた最適チューニングを行うことが可能で、従来の機械式エンジンと比べて部分負荷での燃費効率向上に大きく寄与しており、今後の船舶用大型2ストロークディーゼルエンジンの主流となる電子制御式エンジンといわれている。