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三菱レイヨン、北米で炭素繊維事業を拡大

2012年10月19日 (金)

アパレル三菱レイヨンは18日、北米の炭素繊維事業の拡大を図るため、100%子会社の米国グラフィル社(カリフォルニア州サクラメント市)で既存設備の改造工事を実施する、と発表した。

北米ではシェールガスブームを背景に圧縮天然ガス容器向けの需要が増加していることから、今回の改造工事により、圧力容器向けに最適化された高性能レギュラートウの新製品の量産供給体制を整えるもの。

三菱レイヨンは、炭素繊維事業の拡大に向け、米国グラフィル社を国内工場(豊橋事業所)と並ぶ高性能レギュラートウの拠点工場と位置付けており、今後、需要地に近く天然ガスなどのユーティリティのメリットを享受できるこの拠点を活かし、中・高弾性糸を含む高性能レギュラートウの製品ポートフォリオの拡充と新規製造ライン増設の検討を進める。