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三菱レイヨン、炭素繊維生産設備が稼働

2011年8月2日 (火)

アパレル三菱レイヨンは2日、昨年8月に建設を再開した炭素繊維生産設備が完成し、6月に商業生産を開始したと発表した。

 

炭素繊維事業は、中長期的には風力発電翼、圧力容器、自動車をはじめとした産業用途で成長が見込まれることから、需要拡大に対応するために新工場を建設したもの。

 

6月に稼動を開始した新工場では、これまでにない新タイプの炭素繊維である高性能ラージトウ「P330シリーズ」を生産し、風力発電翼など産業用途顧客向けに供給を開始した。

 

今後は稼働率を高め、早期にフル生産への移行を目指す。同時に、高性能ラージトウの特性を最大限に活かした風車用プリプレグや自動車構造材料用織物などの付加価値中間材料の開発に取り組み、順次市場に投入していく。

 

■新工場の概要

稼動開始2011年6月
建設場所大竹事業所(広島県大竹市)
生産能力2700トン/年
生産品産業用途を主体とした高性能ラージトウ「P330シリーズ」
投資額約120億円