ロジスティクス総合物流会社のA.P.モラー・マースクは6日、ダリル・ジャッド・インドアジア大陸、中東、アフリカ(IMEA)統合・ビジネス成長地域責任者が、アフリカのトップCEO数名との非公開セッション「アフリカCEOフォーラム」で、「ロジスティクス4.0:アフリカのデジタル革命の加速」について講演と論文発表を行ったと発表した。
ダリル氏は、アフリカのデジタルの可能性について「アフリカは、アフリカ大陸自由貿易地域(の一部である54か国から世界経済に2.7兆ドル(約376兆円)を貢献している。しかし、関税と非関税貿易コストが高いため、アフリカ内貿易は貿易総額の14%にすぎない。例えば、農業はアフリカのGDPの15%、アフリカの雇用の60%に貢献している。そして、モバイルアプリの使用、デジタル決済、電子商取引の増加は、農産物や代替輸入によるアフリカ内貿易を改善できる手段となる」と話した。
また、デジタルソリューションについては、海洋輸送、陸上輸送、電子商取引と、デジタル化の分野には、効率性、接続性、貿易の円滑化を促進する可能性を秘めた様々なソリューションがあるとした上で、「当社は、顧客の混乱を軽減し、コストの削減、エクスペリエンスを向上させるための方法として、データを処理することで、利用可能なデータを活用できるようにする」とコメントした。さらに、「当社の複数のデジタルソリューションは、すでに顧客のサプライチェーンの価値を生み出している。次の段階は、機械学習と人工知能を中心に展開する」と述べた。
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